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全身脱毛とはどこまで?施術可能な範囲や脱毛できない部位について詳しく解説


身だしなみの時間を短縮できることや清潔感がアップすることなどから、全身脱毛をする方は少なくありません。

その一方、全身脱毛を考えているけれど、どこまでが施術範囲に含まれるのか気になるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、全身脱毛の施術可能な範囲や脱毛できない部位について詳しく解説しています。

全身脱毛を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

全身脱毛はどこまでが範囲?


全身脱毛の範囲は、クリニックやサロンによって異なります。

脱毛の施術がはじまってからプランに含まれていないパーツをあとから追加すると別料金が発生する場合もあります。

そのため、自分がどこまで脱毛したいのかを、最初に決めておくことが必要です。

それでは、全身脱毛とはどこまでが範囲なのでしょうか。

ここでは、全身脱毛の範囲について詳しく解説します。

一般的に脱毛可能な範囲とは

一般的に脱毛可能な範囲とは、肩、脇、肘上、肘、肘下、背中、腰、お尻、太もも(表・裏)、膝、膝下(表・裏)、胸、お腹、へそ、手の甲、手の指、足の指、足の甲です。

全身脱毛では自分では処理するのが難しい背中や太もも裏などのパーツも脱毛可能です。

しかし、全身脱毛には含まれないパーツもいくつかあります。

VIOや顔は皮膚が薄く、脱毛技術が難しいため、全身脱毛に含まれず別途料金が発生したり別のコースとなっているクリニックが多いです。

VIOとは、デリケートゾーンのことを指しています。

Vは、脚の付け根からデリケートゾーン、Iは女性器周りの粘膜部分、Oは肛門周りのことです。

VIOは含まれないことが多い

VIOは、全身脱毛にそもそも含まれていないクリニックも多いです。

その理由は、「VIOを施術者にみられるのが恥ずかしい」、「毛の量が少ないので必要性を感じない」などと考えている方が多いことや、VIOのOやVの粘膜部分は照射が難しいことにあります。

しかし、粘膜部分を避けずに照射した場合は、境目がなく綺麗に仕上がります。

また、「効果を感じるのにVIOは他のパーツに比べて時間や回数がかかる」という理由も挙げられます。

VIOも含めた全身脱毛を検討する場合、気になるクリニックやサロンにVIO脱毛が含まれたプランがあるのか事前に確認すると良いでしょう。

脱毛できない部位もある

頭皮や、目の周り、唇、眉間や眉など顔の一部は脱毛ができません。

顔は皮膚が薄く、技術的に脱毛が難しいです。

特に目の周りは眼球を傷つける恐れや、眼球のメラニン色素がレーザーに反応するのを防ぐために避けて脱毛します。

そのため、顔脱毛を行う際には、目を守るためにゴーグルやアイマスクを使用するクリニックがほとんどです。

また、鼻や耳の中にも重要な器官があり、特殊な形をしているために脱毛ができない部位に含まれます。

多くのクリニックやサロンで避けるような難しい部位を脱毛したいと考えている場合は、事前カウンセリングで相談するなど、安全性をきちんと確認しておきましょう。

全身脱毛のさまざまなプラン


全身脱毛には、クリニックによってさまざまなプランが用意されています。

ここでは、全身脱毛の範囲について以下の4つに分けて解説します。

  • VIO・顔を除く全身脱毛
  • 全身と顔
  • 全身とVIO
  • 全身と顔とVIO

それぞれの内容を詳しく解説していくので、脱毛のプランを決める際の参考にしてください。

VIO・顔を除く全身脱毛

1つ目は、VIOと顔を除く全身脱毛です。

VIOや顔のムダ毛は気にならないけれど、それ以外の全身を脱毛したいと考える方におすすめです。

はじめて脱毛をする方の中には、このプランを選ぶケースが多いです。

また、以前部分脱毛の経験があり、全身脱毛を改めて希望する方も多いです。

全身脱毛の良さは、背中やえりあしなど自分では処理が難しいパーツもきれいな状態に脱毛できることです。

VIOや顔は除いても、自己処理の手間や時間を削減したいという方には、時間や費用が比較的抑えられるこのプランがおすすめです。

全身と顔

2つ目は、全身と顔がセットになっているプランです。

すでにVIO脱毛を終わっている方や、VIO脱毛の必要性を感じない方が選ぶことの多いプランです。

このプランでは、顔の脱毛を行うことで「肌のトーンが明るくなった」、「化粧のりが良くなった」などの相乗効果にも期待できます。

また、結婚式でウェディンドレスを着る方や人前に出るなどのイベントを控えている方など、うなじや背中を綺麗にしておきたい方におすすめです。

全身とVIO

3つ目は、全身とVIOの脱毛をするプランです。

水着を着る機会が多い方や、生理の際の蒸れなどで起こる不快感を軽減したい方が選んでいます。

アンダーヘアを整えることで清潔に保てるため、不快感が軽減できるでしょう。

近年、VIO脱毛を選択する方は年代を問わず多くなってきています。

全身と顔とVIO

4つ目は、全身と顔とVIOを含んだ脱毛プランです。

ほとんどの箇所を脱毛するため、水着を着たり、肌の露出が多かったりするモデルの仕事をされている方や、美意識の高い方などが選んでいます。

ムダ毛に悩まされることがなくなるため、自己処理に必要な時間を短縮でき、肌トラブルなどのストレスも軽減可能です。

しかし、眉毛や、目の周りなど顔のパーツによっては脱毛範囲に含まれない箇所もあるので、自分が希望する部分が含まれているのかを事前に確認しておくことが必要です。

全身脱毛の際に注意するポイント


全身脱毛をする際に注意するポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、全身脱毛の際に注意するポイントについて解説します。

脱毛を希望する部位が入っているプランかどうか確認する

脱毛を希望する部位が含まれているプランかどうかを事前に確認しておきましょう。

脱毛を希望する部位があるのにもかかわらず契約したプランに含まれていない場合、別途料金を追加しなければならなくなってしまうことがあります。

脱毛が始まってから、「思っていたプランと違っていた」、「金額が高くなり後悔した」ということがないように、脱毛可能範囲について事前にしっかり確認しておきましょう。

施術前の自己処理を丁寧に行う

全身脱毛の施術前には、自己処理をきちんと行いましょう。

自己処理がきちんと行われておらず、そり残しがある場合には施術前の処置の時間が長くなったり、必要な箇所にレーザーを照射ができなかったりします。

また、自己処理を行う際には、ワックスや毛抜きでの処理は避けましょう。

根元から毛が抜けてしまい、レーザー照射が毛根にうまく反応しない可能性があります。

背中やうなじなど自分で処理が難しい場合は、無理に処理しないようにしましょう。

なぜなら、肌を傷つけるおそれがあるためです。

サロンやクリニックのスタッフがムダ毛の処理を行ってくれる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

日焼け対策をしておく

日焼け対策を行うことも重要です。

施術後は身体に熱がこもっている状態です。

その状態で日焼けをすると、シミ・そばかす・炎症などの肌トラブルが起きる可能性があります。

そのため、施術直後から日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を利用したりして外出時には紫外線を避けるようにしましょう。

また、脱毛直後は肌が敏感になっているため、日焼け止めは肌に優しいものを使用してください。

全身脱毛のメリット


全身脱毛を行うメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、全身脱毛のメリットについて詳しく解説していきます。

自己処理の必要がなくなる

全身脱毛の施術前は、定期的にカミソリや電気シェーバーなどで自己処理を行っていた方も多いのではないでしょうか。

しかし、全身脱毛の施術を受け始めると、ムダ毛の生えるスピードが遅くなったり、量が目立たなくなったりします。

そのため、徐々に自分で自己処理をする必要がなくなっていき楽になります。

個人差はありますが、4回〜6回程度の施術で「毛の量が薄くなってきた」と効果を感じる方が多いです。

肌トラブルが軽減できる

自分でカミソリや電動シェーバーなどで処理を行っていると、肌にはダメージが与えられます。

そのため、皮膚が黒ずんだり、肌荒れが起こるなどの肌トラブルが起こる可能性があります。

ムダ毛の処理方法によっては、色素沈着を起こすことも考えられます。

しかし、サロンやクリニックでの施術ならば、肌への負担をできるだけかけずに脱毛可能です。

自己処理によって起きていた肌トラブルが軽減できる点は大きなメリットといえるでしょう。

部分脱毛のような境目がなく自然に仕上がる

全身脱毛は部分脱毛と違って、同じスピードや範囲で一気に脱毛を行います。

たとえば、うなじや背中の境目なく全身を脱毛するため、脱毛していない部分が目立つこともありません。

腕の表面や裏面、ひざ上、ひざ下などの境目も目立たないため、自然で綺麗な仕上がりになることが期待できるでしょう。

部分脱毛を選択した場合は、脱毛しているパーツとしていないパーツの境目が毛の量で目立ってしまいます。

全身脱毛であれば、その心配もありません。

全身脱毛のデメリット


全身脱毛を行うメリットについて解説しましたが、デメリットもあります。

ここでは、全身脱毛のデメリットについて詳しく解説していきます。

部分脱毛よりも費用がかかる

全身脱毛は、部分脱毛に比べると脱毛する範囲が広いため、費用が高くなる傾向にあります。

部分脱毛をしてから、後から脱毛範囲を追加する可能性があるのであれば、最初から全身脱毛の方が安くなるケースが多いでしょう。

施術費用にはまとまった金額が必要であるため、施術費用がいくら必要なのかをカウンセリングなどで確認したうえで脱毛部位や範囲を決めるようにしましょう。

1回あたりの施術時間が長い

全身脱毛は、施術範囲が全身におよぶため、1回あたりの施術時間が長くなる傾向にあります。

一般的には、60分から120分程度かかることが多いですが、着替えやクールダウンの時間も含めるとさらに時間がかかります。

また、毛の量や体質、骨格や肌の状態によって時間が大きく変動することがあります。

そのため、予約時間の前後は余裕を持ったスケジュールを組むのが良いでしょう。

脱毛が完了するまで時間がかかる

全身脱毛がはじまると、1ヶ月〜2ヶ月に1回〜2回ほどの間隔で定期的に通うことになります。

これは、毛の生え替わるサイクルに合わせた周期です。

毛の周期は、①成長期、②退行期、③休止期の3つに分類されます。

①の成長期は新しい毛が生える時期にあたるため、そのタイミングに合わせてレーザー照射を行います。

また、回数も一定数行かなければ効果が期待できません。

そのため、脱毛が完了するのには1年〜2年ほど時間が必要です。

個々の毛の量や質などによっても、必要な施術回数や効果の感じ方には違いがあります。

半年ぐらい経過した頃から徐々に毛の量が少なくなり、自己処理の頻度や回数が減っていくでしょう。

内部リンク:全身脱毛 時間

まとめ


この記事では、全身脱毛の施術が可能な範囲や脱毛できない部位について詳しく解説しました。

全身脱毛の施術を受けるにあたって、希望する仕上がりをしっかりと伝え、自分にあった施術プランで脱毛を行うことがおすすめです。

全身脱毛を検討している方は、この記事を参考に施術可能な範囲やメリット・デメリットを理解したうえで施術を受けましょう。

記事監修医師プロフィール

Willbe Clinic院長堀田 歩希

美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。