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全身脱毛にかかる期間はどのくらい?期間を短くするコツも紹介

全身脱毛は、多くの方が美しい肌を手に入れるためと人気です。

しかし、全身脱毛にかかる期間や回数について、不安を抱える方も多くいることでしょう。

そこでこの記事では、全身脱毛にかかる一般的な期間や回数、期間を短縮するためのコツについて解説します。

また、脱毛期間中に避けるべき行為についても紹介します。

全身脱毛を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

全身脱毛にかかる期間・回数はどのくらい?


全身脱毛にかかる期間や回数は、医療脱毛と医療サロンによって異なります。

医療脱毛はレーザーを使って毛根を破壊し、永久脱毛効果が期待できる脱毛方法です。

一方、美容脱毛は光を照射して毛根を弱らせることで、毛量を減らす脱毛方法です。

ここでは、それぞれの施術回数についてみていきましょう。

医療脱毛|5〜8回

医療脱毛は、毛の自己処理が不要になるまでに、平均5〜8回の施術が必要とされています。

医療脱毛は高出力のレーザーを使用しており、短期間で高い効果を期待できるのが特徴です。

しかし、肌トラブルを避けるためには、2〜3ヶ月の施術間隔を空ける必要があります。

そのため、完了までには10ヶ月〜2年かかるのが一般的です。

さらに、毛の自己処理がほぼ不要な状態になるためには、10回以上の施術が必要になることもあります。

そのため、完璧な仕上がりを求める方には、時間と回数が必要となることを考慮しておきましょう。

医療サロン|12〜18回

医療サロンで全身脱毛を行う場合、自己処理が不要な状態になるまでには、平均して12〜18回の施術が必要です。

サロンで使用される脱毛機器は出力が低いため、脱毛効果が現れるまで時間がかかります

そのため、施術間隔も半月から3ヶ月程度と幅があり、完了までにかかる期間は約2〜4年が一般的です。

さらに、滑らかな肌を目指して脱毛を続ける場合、20回以上の施術と5年以上の期間が必要になるケースも少なくありません。

いずれの場合も、自分のライフスタイルや予算、理想の仕上がりを踏まえて、最適な脱毛方法を選ぶことが大切です。

自分に合った脱毛方法を見つけて、無理のないスケジュールで進めていきましょう。

全身脱毛は1回ごとに間隔を空ける必要がある


全身脱毛で高い脱毛効果を得るためには、適切な間隔を空けることが重要です。

ここでは、全身脱毛における施術と、施術の適切な間隔について紹介します。

以下の記事では、医療脱毛の適切な間隔を紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

医療脱毛の適切な間隔は?部位ごとの間隔や間隔が適切ではないとどうなるか解説

全身脱毛は1.5~3ヶ月おきがおすすめ

医療脱毛では、1.5〜3ヶ月の間隔を空けて行うことが一般的です。

成長期の毛にレーザーを照射することで、最大限の脱毛効果を得られます。

毛の生え変わりのサイクルは2〜3ヶ月であるため、この間隔での施術が理想的とされています。

毛根のメラニン色素にレーザーが反応し、効果的に毛根を破壊することが可能です。

1ヶ月おきの施術間隔では早い

1ヶ月ごとの間隔で全身脱毛を行ってしまうと、十分な効果が得られません。

レーザー脱毛が効果を発揮するのは、毛が成長期にあるときのみです。

1ヶ月という短期間では、次の成長期を迎える毛が十分に生え揃っていない可能性が高く、効果が得られないことがあります。

ただし、顔の脱毛に関しては例外的で、1ヶ月間隔での施術が効果的です。

全身脱毛に長期間かかる理由


医療脱毛では、高出力のレーザーを使用して毛根に直接ダメージを与え、毛を生えにくくする仕組みです。

しかし、高出力のレーザーでは、周囲の肌に熱ダメージが加わる可能性があります。

そのため、肌の回復を待つために、施術と施術の間に一定の期間を空ける必要があります。

近年では、肌への負担が軽減された脱毛機器が登場しており、肌へのダメージも軽減されてきました。

しかし、肌が敏感な人や体調が崩れている人には、施術後に赤みや炎症が生じる可能性があります。

そのため、個々の肌の状態を見ながら、無理のない施術スケジュールを組むことが大切です。

以下の記事では、全身脱毛に必要な期間について紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

全身脱毛にはどれくらい時間がかかる?部位ごとの施術時間の目安や注意点について詳しく解説

全身脱毛を受けない方が良い期間


全身脱毛を受ける際には、適切なタイミングを選ぶことが大切です。

特に避けるべき期間としては、生理中、妊娠中、日焼けしているとき、そして肌のコンディションが悪いときが挙げられます。

生理中は肌が敏感になり、トラブルを引き起こしやすくなるため、施術は避けた方が良いでしょう。

妊娠中はホルモンバランスの変化により、体毛が一時的に濃くなることがあります。

そのため、産後に体調が安定してから再開するのが理想です。

また、日焼けした肌は火傷のリスクが高まり、肌が乾燥して痛みを感じやすくなります。

これらの期間を避けて脱毛を進めることで、より良い結果を得ることができるでしょう。

全身脱毛の期間を短くするためのコツ


全身脱毛は長い期間をかけて行う必要がありますが、できるだけ短くしたい方も多いでしょう。

ここでは、全身脱毛の期間を短くするための6つのコツを解説します。

  • 毛周期に合わせて施術を受ける
  • 全身脱毛の期間中はスキンケアをする
  • 1回の施術で全身を脱毛できるクリニックを選ぶ
  • 脱毛機の種類や方式を選ぶ
  • 毛は抜かないようにする
  • 予約の取りやすいクリニックやサロンを選ぶ

それぞれのコツについて詳しくみていきましょう。

毛周期に合わせて施術を受ける

全身脱毛の期間を短くするためには、毛周期に合わせて施術を受けることが大切です。

毛の成長にはサイクルがあり、これを「毛周期」と呼びます。

このサイクルには、「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階があり、成長期にある毛に対して脱毛施術を行うことで、より高い効果を得ることができます。

ただし、毛周期は部位ごとに異なるため、適切なタイミングで各部位に施術を行うことが重要です。

徐々に間隔を延ばすことで、さらに効率的に脱毛を進めることができるでしょう。

全身脱毛の期間中はスキンケアをする

全身脱毛をスムーズに進めるためには、スキンケアが欠かせません。

脱毛施術後の肌は敏感で、外部からの刺激に対して弱くなっています。

そのため、肌の保湿をしっかり行い、こすらないように注意することが大切です。

また、脱毛部位の日焼けを避けることも重要です。

肌が乾燥したり、荒れたりすると、施術効果が大きく減少します。

さらに、施術を延期される可能性もあるため、日常的なスキンケアを徹底しましょう。

1回の施術で全身を脱毛できるクリニックを選ぶ


全身脱毛の期間を短縮したい場合、1回の施術で全身を脱毛できるクリニックを選びましょう。

一部のクリニックでは、全身を数回に分けて施術するため、全身脱毛1回で2回以上の通院を必要とすることがあります。

そのような場合、施術期間が長引くことになります。

できるだけ1回で全身を施術できるクリニックを選ぶことで、通院回数を減らして脱毛期間を短縮することができるでしょう。

脱毛機の種類や方式を選ぶ

脱毛を早く終わらせたい場合、使用される脱毛機器の種類や方式も重要なポイントです。

たとえば、アレキサンドライトレーザーは濃い毛に、ダイオードレーザーは産毛に、YAGレーザーは根深い毛に効果的です。

これらを踏まえることで、ムダ毛を効率的に脱毛でき、全身脱毛の期間を短縮できるでしょう。

毛は抜かないようにする

脱毛期間に毛を抜く行為は避けましょう。

脱毛は、毛根にダメージを与えることで効果を発揮します。

そのため、毛を根ごと抜いてしまうと、脱毛効果が失われます

毛抜きや除毛クリーム、ブラジリアンワックスなどで毛根を取り除いてしまうため、施術の効果がなくなります。

そのため、肌に優しい電動シェーバーを使用するのがおすすめです。

予約の取りやすいクリニックやサロンを選ぶ

全身脱毛をスムーズに進めるためには、予約の取りやすさも重要です。

人気のクリニックやサロンは、希望どおりの日時に予約が取れないことが多く、適切なタイミングでの施術ができないこともあります。

特に、脱毛に最適な成長期を逃してしまうと、施術の効果が薄れてしまいます。

脱毛を決意した際には、予約が取りやすいクリニックやサロンを選び、スムーズに通院できるように計画を立てましょう。

ただし、施術の質や料金に影響する場合もあるため、事前にSNSなどで評判や口コミを確認することも大切です。

全身脱毛の期間中にしてはいけないNG行為


全身脱毛の期間中に効果を最大限に引き出すためには、以下の点に注意する必要があります。

  • ストレスを溜め込むこと
  • 睡眠不足・喫煙
  • バランスの悪い食生活
  • 毛抜きやワックスでの自己処理
  • 日焼け

それぞれ詳しくみていきましょう。

ストレスを溜め込むこと

脱毛中は、特にストレスを溜め込まないようにしましょう。

ストレスが溜まると身体全体に悪影響を及ぼし、毛周期に大きな影響を与えることがあります。

この状態が続くと血流が悪化し、血行不良が起きやすいです。

結果として、毛根に必要な栄養が行き届かず、毛周期のサイクルが乱れます。

脱毛効果を最大限に引き出すためにも、できるだけリラックスし、ストレスを溜め込まないように心掛けましょう。

睡眠不足・喫煙

睡眠不足や喫煙は、体内の健康バランスを崩して毛の成長にも悪影響を与える可能性があります。

十分な睡眠を取らずにいると、体内の栄養や酸素の循環が悪くなり、毛が健康に生えてこなくなる恐れがあります。

また、喫煙は血流を阻害して毛の成長を遅らせるだけでなく、肌のコンディションを低下させる要因になるでしょう。

そのため、睡眠をしっかりとり、喫煙を控えることが大切です。

バランスの悪い食生活


健康的な食生活は、全身脱毛の成功にとっても不可欠です。

栄養が偏った食事や過度なダイエットは体調を崩すだけでなく、毛周期にも悪影響を及ぼす可能性があります。

毛の成長に必要な栄養素が不足すると毛の生え方が不規則になり、脱毛の効果が十分に発揮できません。

そのため、バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。

健康な体を維持することで、毛周期が整い、脱毛の効果も向上します。

また、肌の状態も良くなるため、脱毛後の仕上がりもきれいになるでしょう。

毛抜きやワックスでの自己処理

脱毛期間に毛抜きやワックスで毛を処理するのは避けましょう。

これらの方法で毛を抜いてしまうと、脱毛施術の効果が大幅に低下してしまいます。

脱毛レーザーや光は毛根のメラニン色素に反応して効果を発揮しますが、毛根がないと効果がでません。

そのため、施術前日には毛抜きやワックスを使用しないようにし、自己処理には肌に優しい電動シェーバーを使用してください。

日焼け

脱毛期間中の日焼けにも注意しましょう。

脱毛に使われるレーザーや光は、メラニン色素に反応します。

そのため、日焼けした肌に照射すると肌自体に反応してしまい、火傷するケースも少なくありません。

特に、春や夏の季節は紫外線が強く、外出するだけでも日焼けすることがあります。

そのため、日焼け止めをしっかりと塗り、脱毛部位を直射日光にさらさないように注意してください。

日焼けをしてしまうと施術を受けられないこともあるため、常に紫外線対策を徹底しましょう。

まとめ


この記事では、全身脱毛にかかる期間について紹介しました。

全身脱毛を進めるには、一定の期間が必要です。

適切な施術スケジュールやスキンケア、自己処理の方法などが脱毛の効果を高める鍵となります。

ただし、脱毛期間中には日常生活で気をつけるべきポイントも多くあります。

ストレスや生活習慣の乱れが脱毛効果に影響を与えることがあるため、これらに対する配慮も欠かせません。

この記事を参考に、適切な期間・間隔で高い脱毛効果を得ましょう。

記事監修医師プロフィール

Willbe Clinic院長堀田 歩希

美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。