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ポテンツァとボトックスは併用できる?効果や注意点を解説

ポテンツァとボトックスを施術する場合、どのくらい施術間隔を空ければいいか迷いますよね。

ドラッグデリバリーとしてのボトックスは同時施術できますが、ボトックス注射は間隔を空けるのがおすすめです。

本記事では、ポテンツァとボトックスの効果を半減させない施術間隔を解説します。

同時施術を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ドラッグデリバリーのボトックスは同日に可能


ポテンツァでは、ドラッグデリバリーの薬剤としてボトックスを用いることがあります。

浸透薬剤としてボトックスを使う場合は、同日施術が可能です。

ドラッグデリバリーによるボトックス注入は、ボトックスが局所的に皮膚に注入され、薬剤の作用がすぐに始まります。

通常、治療後数日から数週間で効果が現れ、持続期間は数ヶ月から半年程度です。

ポテンツァとボトックスを併用する効果

ポテンツァとボトックスの併用で得られる効果は2つあります。

毛穴改善

ポテンツァによって皮膚の浅い層にボトックスを導入することで、毛穴周囲の皮膚を滑らかにする効果が期待できます。

ボトックスが皮膚の表皮〜真皮の浅い層に到達することで、毛穴の周囲の筋肉や表皮の緊張を緩和し、毛穴の目立ちを軽減します。

特に、毛穴周囲の皮脂腺や汗腺をブロックする効果があるため、毛穴の目立ちが改善されるでしょう。

皮脂抑制

肌のテカリを抑え、余分な皮脂が毛穴に詰まるのを予防する効果も期待できます。

ボトックスが皮膚の浅い層に到達することで、皮脂腺や汗腺への神経の伝達をブロックし、皮脂の分泌を抑制します。

皮脂の過剰分泌がニキビの原因の一つとされるため、皮脂抑制効果はニキビの予防にもつながるでしょう。

ポテンツァとボトックスを併用するメリット

ポテンツァでボトックスを用いるメリットは、2つあります。

皮膚の浅い層に効果を発揮する

ポテンツァとボトックスの組み合わせにより、浅い皮膚層にボトックスが浸透し、小じわや毛穴の改善を促します。

なぜならポテンツァの高周波によって皮膚の表皮から真皮までの浅い部分にボトックスを届けることができるからです。

筋肉には作用しないので、表情はそのままで、小じわや毛穴の目立ちを軽減し、自然な若見え肌を実現します。

筋肉に作用せず効果を得られる

ボトックスが浸透するのは、筋肉の表面線維のみであり、深い筋肉層には作用しません。

そのため、筋肉の機能は保ちながら、筋肉の動きに影響を与えることなく、小じわや毛穴の改善を図ります。

また、神経の働きをブロックするため、皮脂の分泌を抑制し、肌のテカリを改善し、ニキビの予防効果も期待できます。

筋肉まで作用するボトックス施術の場合は2週間空ける

ボトックス注射とポテンツァを施術する場合は、2週間ほど空けると安心でしょう。

ポテンツァによって熱が加わるため、ボトックスの定着を妨げる可能性があります。

また、ポテンツァのチップが顔に触れることで、ボトックスが広範囲に流れてしまうリスクも。

両方の施術の効果を最大限に引き出すため、2週間は空けるようにしましょう。

適切な施術間隔はクリニックによって異なるので、カウンセリングの際に確認が必要です。

ボトックスの他にも!併用できるおすすめの薬剤

ポテンツァで用いられる薬剤を3つご紹介します。

マックーム

マックームは、ポテンツァ専用に開発されたニキビ跡やたるみ毛穴などの肌悩みに効果的な薬剤です。

主成分であるポリ乳酸(PLLA)は、体内で安全に分解される特性を持ち、線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成を促進します。

肌のハリをアップさせ、ニキビ跡の凹みやたるみ毛穴の改善が期待できます。

PLLAは体内で水分と二酸化炭素に分解されるため、アレルギーが起こりにくく、安全性が高いことが特徴です。

また、肌の深い層まで浸透し、線維芽細胞を刺激することで、持続的な美肌効果が期待できます。

ジュベルック

ジュベルック(JuveLook)は、ニキビ跡の凹みやたるみ毛穴、シワなどの肌悩みに対処するために使用される薬剤です。

主成分であるポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)は、マックームのPLLAに比べて持続期間が長く、副作用が少ないとされています。

PDLLAは体内で1~2年かけて吸収される素材であり、手術用縫合糸など米国FDAで承認されている安全性の高い成分です。

ジュベルックは、ポテンツァの施術と組み合わせて、肌の内部を刺激してコラーゲンの生成の促進が期待できます。

BENEV(ベネブ)

ベネブ(BENEV)は、肌の弾力やハリ、くすみが気になる方に向けて開発された薬剤です。

肌細胞を活性化させる成長因子だけでなく、保湿成分のヒアルロン酸やビタミン類、アミノ酸などがバランスよく配合されている点が特徴です。

成長因子は肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートします。

加齢や紫外線によるダメージを受けた肌に対して、ベネブは細胞レベルでの修復を促すことで肌の老化を改善します。

ベネブは特に、エイジングサインが気になりはじめた方や、毛穴の開きや肌質の改善を望む方におすすめの薬剤です。

ポテンツァとボトックスの併用に迷ったらWillbe Clinicにご相談ください

ポテンツァとボトックスの併用など、美容治療に関するご相談があれば、Willbe Clinicの専門医師にご相談ください。

経験豊富な医師が丁寧に対応し、患者様の美容と健康をサポートします。

安全性や効果を重視し、厳格な品質管理のもとで治療を行っています。

患者様の安心・安全を第一に考え、高い評価を受けている信頼できるクリニックです。

【まとめ】ポテンツァとボトックスを併用すると毛穴や皮脂の改善が期待できます


ポテンツァとボトックスの併用で、単独施術よりもより美肌効果が期待できます。

施術間隔は、2週間ほどあけると安心です。

ポテンツァによって肌の内側からの改善を促し、ボトックスによって毛穴や皮脂の問題を外側からアプローチします。

肌のハリや弾力を高めつつ、皮脂分泌をコントロールし、毛穴の改善にもつながるでしょう。

ナチュラルな美肌へと近づける第一歩です。

記事監修医師プロフィール

Willbe Clinic院長堀田 歩希

美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。