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糸リフトとポテンツァの施術間隔はどのくらい?施術の特徴をもとに解説

糸リフトとポテンツァの施術を検討している方は、どのくらい間隔を空ければよいか不安ですよね。

適切な間隔で施術しないと、効果が半減することにもなりかねません。

本記事では、糸リフトとポテンツァの施術間隔について詳しく解説します。

糸リフトと他の施術の併用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

糸リフトとポテンツァの施術間隔は2ヶ月

糸リフト後のポテンツァ施術を考える際、施術間隔には注意が必要です。

通常、ポテンツァなどのレーザーや高周波、光治療は、糸リフト後に少なくとも2ヶ月は待つことが推奨されています。

糸リフト後に組織が定着するには、治療部位に十分な時間を与えることが必要です。

糸リフト後に高周波治療やレーザー治療をすると、糸が熱変性を起こすリスクが高まります。

リフトアップ機能が十分に果たせなくなるだけでなく、糸がずれて歪んでしまう可能性も。

どうしても糸リフトの直後にポテンツァをしたい場合は、糸リフトの施術部位を避ければ可能です。

しかし現実的ではないため、糸リフト後のポテンツァは、2ヶ月ほど空けましょう。

糸リフト後すぐにポテンツァを受けたらどうなる

糸リフト直後にポテンツァを受ける際のリスクを、2つご説明します。

リフトアップ効果が低下する

ポテンツァなどのレーザーや高周波治療は、施術部位に高い熱を発生させます。

すると熱によって、糸が変形してしまうのです。

熱変性が起こると、糸の機能が低下し、リフトアップ効果が損なわれることがあります。

糸のトゲが皮下組織に定着するには少なくとも1週間ほどかかります。

糸リフト直後のポテンツァは避けるべきでしょう。

糸が変形する

糸リフト後にすぐにポテンツァのような高周波治療を受けると、熱によって糸が変形する可能性があります。

糸リフトは、糸が皮膚組織にしっかりと固定されるまでに時間がかかるのが特徴です。

この安定するまでの期間に、熱が加わることで糸が変形し、ゆがみやコケを引き起こすリスクが高まります。

糸リフトとポテンツァのメリット・デメリット

ポテンツァと糸リフトの特徴をふまえると、施術間隔を空ける必要性について理解できます。

糸リフト

糸リフトは施術後すぐにリフトアップ効果が現れます。

物理的に皮膚を引き上げるので、目に見える効果を実感しやすい施術です。

メスを使わず皮膚に糸を挿入するだけなので、副作用やダウンタイムが少ないこともメリットです。

ただし糸リフトの効果は一時的です。

リフトアップ効果は数か月から1年以上持続しますが、永続的な結果を保証するものではありません。

また間違った施術や糸の配置が不適切な場合、不自然な見た目や皮膚の異常な引きつりが発生する可能性があります。

ポテンツァ

ポテンツァはシミ、シワ、たるみ、赤ら顔、ニキビなど、幅広い肌の悩みに対応できる方法です。

さらに、異なる肌トラブルを同時に解決することも可能であり、複数の悩みに対して効果が期待できます。

一方ポテンツァで求める効果を得るには、複数回の施術が必要なことがデメリットです。

肌のトーンアップやハリの実感は1回の施術でも効果があります。

しかしニキビ跡やたるみを改善するには3~5回の施術が必要です。

1回あたりの費用が3~10万円ほどと高いので、費用もかさみます。

ポテンツァの施術間隔

ポテンツァは、肌悩みによって適した施術間隔が異なります

ニキビやニキビ跡

ニキビやニキビ跡の改善を目的とする場合、ポテンツァの施術間隔は通常1か月前後とされています。

肌は通常、1か月ごとにターンオーバーを繰り返すため、ニキビやニキビ跡を改善するにはこのサイクルに合わせて施術を行う必要があります。

ただし、個人の肌の状態やターンオーバーのサイクルには差がありますので、施術間隔は個々の状況に合わせて調整することが大切です。

シミや肝斑

シミや肝斑の改善を目的とする場合、ポテンツァの施術間隔は2〜4週間ごとです。

シミや肝斑の場合は、短いスパンで施術を繰り返すことが必要です。

一度のターンオーバーで全てのメラニン色素が排出されるわけではありません。

そのため、短い間隔で施術を繰り返す必要があるのです。

小じわや赤ら顔

小じわや赤ら顔などの改善におけるポテンツァの施術頻度は、肌状態によって異なります。

目安としては、1~3ヶ月の間に再度施術を行うと効果を維持できるでしょう。

肌の状態を見極めながら、定期的にクリニックで相談し、施術の頻度を調整することが大切です。

たとえば、「また赤みが目立つようになった」「肌のたるみが気になる」と感じたタイミングで再施術を検討します。

Willbe Clinicなら一人ひとりに合ったオーダーメイド治療が受けられます

Willbe Clinicでは、患者様との初回カウンセリングを大切にし、皮膚の状態や希望する治療効果について詳しくお伺いします。

求める効果や状況に応じて、最適な治療計画を一緒に考えていきましょう

複数の治療を組み合わせる場合、効果やダウンタイムを見ながら施術間隔を調整する必要があります。

経験豊富な医師が、あなたのお肌をしっかり観察し、最適な治療プランをご提案します。

一人ひとりの体質や目的をしっかり把握して、あなただけのオーダーメイド治療をするならWillbe Clinicにお任せください。

【まとめ】糸リフトとポテンツァの間隔は最大2ヶ月!糸が定着してから施術しよう

糸リフトとポテンツァの治療を組み合わせる場合、糸リフトの施術後にポテンツァを行うことで、リフトアップ効果を維持しながらポテンツァの美肌効果を得られます。

糸リフトは施術後1週間ほどで定着します。

しかし糸の効果を半減させないためには、2ヶ月ほどの間隔を空けておくと安心です。

リフト効果や肌の改善効果を最大限に引き出すために、施術間隔をしっかりと調整しましょう。

記事監修医師プロフィール

Willbe Clinic院長堀田 歩希

美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。