【部位別】医療脱毛で間隔を開けすぎるとどうなる?適切な間隔が大切な理由や早く終わらせるコツについても紹介
医療脱毛は1回の施術で終わることはありません。
そのため、どのような間隔で施術を受ければ早く完了するのかどうかが気になるところです。
そこでこの記事では、施術の間隔を空けすぎるとどうなるか解説します。
また、「施術間隔がなぜ大切なのか」「早く終わらせるコツ」も紹介します。
医療脱毛を最適な間隔で早く終わらせたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
初回の医療脱毛施術後の間隔の空けすぎに注意
初回の医療脱毛施術からの間隔の空けすぎには、十分注意しましょう。
一般的に、医療脱毛は数回の施術が必要です。
そのため、施術を受けてから次の施術までの間隔が重要です。
そのため、施術の間隔は毛の生えてくるタイミングが大切といえます。
医療脱毛の施術の間隔を空けすぎるとどうなる?
ここでは、医療脱毛の施術の間隔を空けすぎるとどうなるか解説します。
医療脱毛の施術の間隔を空けすぎるデメリットは以下のとおりです。
- 痛みが強くなることがある
- 脱毛完了までに時間がかかる
それぞれ詳しくみていきましょう。
痛みが強くなることがある
医療脱毛の施術の間隔を空けすぎると、多くの毛が生え揃ってきます。
レーザーは毛量が多く毛が密集しているほど、痛みが出やすい傾向にあります。
そのため、間隔が空きすぎると痛みが出やすいので、毛周期にあわせた施術間隔がおすすめです。
脱毛完了までに時間がかかる
医療脱毛の施術間隔を空けすぎると、脱毛完了までに時間がかかります。
早く脱毛を完了したい人は、毛周期にあわせてクリニックの予約を取って通うことをおすすめします。
医療脱毛の最適な施術間隔
医療脱毛の施術を受ける際、適切な施術間隔が知りたいところです。
ここでは、医療脱毛を受ける際の最適な施術間隔を紹介します。
医療脱毛の最適な施術間隔は1.5〜3ヶ月おき
医療脱毛の施術を受ける際、最適な施術間隔は1.5ヶ月〜3ヶ月です。
医療脱毛では、成長期の毛のメラニン色素にレーザーが反応して脱毛の効果が得られます。
そのため、成長期以外の退行期や休止期に照射しても効果は得られません。
成長期を狙って照射を進めるため、1.5ヶ月〜3ヶ月が最適な間隔とされています。
部位によって最適な施術間隔は異なる
部位によって最適な施術間隔は異なります。
なぜなら、毛周期は部位によって間隔が違うからです。
たとえば、腕や脚の施術であれば、2ヶ月の間隔で効果が得られます。
その一方、顔の毛周期は短いため、1ヶ月の間隔で効果が得られます。
部位によって毛周期が異なるため、効果的に脱毛したいという方は脱毛する部位の適切な施術間隔を把握すると良いでしょう。
【部位別】医療脱毛における最適な間隔
ここでは、部位ごとに医療脱毛における最適な間隔を紹介します。
紹介する主な部位は以下の5つです。
- 顔脱毛
- 腕・足脱毛
- ワキ脱毛
- VIO脱毛
- 全身脱毛
それぞれ詳しくみていきましょう。
顔脱毛|1〜2ヶ月
顔脱毛の最適な間隔は、1〜2ヶ月です。
顔の毛周期は他の部位に比べると短いため、1〜2ヶ月のサイクルがおすすめです。
たとえば、顔の毛周期が短いからといって、2週間に1回のペースでレーザー照射しても効果が得られにくいです。
無駄のない効率よく脱毛するためにも、顔脱毛は1ヶ月〜2ヶ月の毛周期にあわせた施術がより効果的でしょう。
さらに、顔の毛質は産毛のため、脱毛効果は他の部位より感じにくい部位です。
少しでも早く脱毛を完了させたい人は、1〜2ヶ月の間隔で施術することをおすすめします。
腕・足脱毛|1.5~3ヶ月
腕・足の脱毛では、1.5〜3ヶ月の施術間隔が目安です。
腕や足の毛質は濃くて太く、メラニン色素が多いことからレーザーが反応して効果を実感しやすいです。
毛周期のタイミングを逃さないように気をつけることで、脱毛完了までの期間を短くできるでしょう。
ワキ脱毛|1.5~3ヶ月
ワキの脱毛も、施術間隔は1.5〜3ヶ月がおすすめです。
毛の太さや毛量は個人差がありますが、一般的にはワキの部位で脱毛効果を実感するのは5回ほどです。
ワキは汗や服などによる摩擦が多い部位のため、毛周期にあわせた施術間隔が大切です。
VIO脱毛|1.5~3ヶ月
VIO脱毛の施術間隔は1〜2ヶ月です。
デリケートゾーンの毛は、他の部位と比べて毛量が多くて太いため、効果を実感するには8回ほど回数が必要です。
また、ハイジニーナを目指す場合は、10回以上の施術が必要です。
そのため、理想の肌に近づけるには、毛周期の成長期にあわせて施術することが大切です。
全身脱毛|1.5~3ヶ月
全身脱毛の間隔は、1.5〜3ヶ月が目安です。
全身脱毛プランにはさまざまな部位が含まれますが、毛周期の長い部位にあわせて施術することがおすすめです。
全身脱毛の平均的な毛周期は2ヶ月です。
そのため、全身脱毛はヶ月を目安に施術することをおすすめします。
また、「医療脱毛の適切な間隔は?部位ごとの間隔や間隔が適切ではないとどうなるか解説」の記事では、医療脱毛の適切な間隔について紹介しています。
2ヶ月以上の施術間隔が必要になるケース
施術間隔の空けすぎはおすすめしません。
しかし、場合によっては、施術間隔を空けなければいけないことがあります。
ここからは、2ヶ月以上の施術間隔が必要になるケースをそれぞれ詳しく解説します。
過度な日焼けをしてしまった場合
施術予定の1ヶ月以内に過度な日焼けをしてしまった場合、日焼け部分の照射はできません。
なぜなら、黒くなった肌にレーザー照射することで、火傷のリスクが高まるからです。
また、施術可能なクリニックであっても、照射出力を下げて施術するため効果も下がるでしょう。
そのため、日焼けが落ち着いてから施術することをおすすめします。
照射部位で肌トラブルが起きた場合
照射部位で肌トラブルが起きた場合、医療脱毛を避けた方が良いでしょう。
炎症や傷がある箇所にレーザーを照射すると、肌荒れを悪化させる可能性があります。
小さい傷はテープで保護し、レーザーが当たらないようにすることで照射が可能です。
施術をする前に、避けて照射するか施術を見送るかスタッフに相談することをおすすめします。
妊娠中の場合
妊娠中の場合も、医療脱毛の施術は避けた方が良いでしょう。
妊娠中はホルモンバランスが崩れ肌トラブルが起こりやすいです。
さらに、肌が敏感になることから、普段より痛みが強く赤みが引かないなどのリスクも高まります。
妊娠中は施術を避けましょう。
適切な間隔を守り医療脱毛を早く終わらせるためのコツ
ここでは、適切な間隔を守り医療脱毛を早く終わらせるコツを3つ紹介します。
コツを知っておくことで、医療脱毛を少しでも早く終わらせることが可能になるでしょう。
医療脱毛を早く終わらせたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
予約の取りやすいクリニックを選ぶ
1つ目に、クリニックの予約の取りやすいかどうかが重要です。
たとえば、1.5ヶ月間隔で通う必要があっても、予約がいっぱいで数ヶ月先にしか予約ができないこともあります。
この場合、脱毛完了までの期間が長くなるため、予約の取りやすいクリニックをおすすめします。
脱毛前の自己処理で電気シェーバーを使う
2つ目に、脱毛前の自己処理で電気シェーバーを使うことです。
電気シェーバーを使う理由は、毛根に毛が残った状態をキープしないと、レーザーの熱が反応しないからです。
たとえば、毛抜きや脱毛ワックスなど抜く行為の自己処理は、脱毛効果が低下する可能性があります。
また、カミソリでの自己処理も肌トラブルや乾燥を引き起こすため、施術ができないケースが多いです。
日焼け対策や保湿ケアを徹底する
3つ目に、医療脱毛の効果を高めるために紫外線対策を徹底することです。
レーザーは黒い毛のメラニンに反応します。
日焼けして肌が黒くなると、レーザーが黒い肌に反応し、脱毛効果が低下するリスクがあります。
また、日焼けによる肌の乾燥が原因で痛みを感じやすくなり、ヤケドのリスクも高まります。
そのため、施術前の紫外線対策はもちろん、医療脱毛を考えている人は毎日の紫外線対策をしておきましょう。
医療脱毛の施術間隔に関するよくある質問
ここでは、医療脱毛の脱毛間隔に関する質問を4つ紹介します。
医療脱毛の不安がまだあるという方は、参考にしてみてください。
毛周期を見分けることはできる?
毛周期を見分けることは残念ながら難しいです。
毛周期の長さは個人差があるため、それぞれのクリニックで推奨された施術間隔で施術すると良いでしょう。
施術間隔が異なる理由の1つは、脱毛機器の違いによるものです。
そのため、カウンセリングで自分にあった種類の脱毛方法を選び、効率よく脱毛できるようにしましょう。
医療脱毛のプランに5回プランが多いのはなぜ?
医療脱毛プランでは、5回プランが多いです。
これには、成長期の毛の割合が関係しています。
個人差はありますが、全体の毛の10-20%が成長期の毛と言われています。
そのため、毎回20%ずつ脱毛できれば5回目でちょうど100%です。
そのため、5回のプランが多くなっています。
施術の間隔を空けすぎると効果がなくなる?
医療脱毛の間隔を空けすぎることで効果がなくなることはありません。
主に1.5〜2ヶ月の施術間隔がおすすめです。
予約が取れなかったり、忙しかったりして間隔が空きすぎてしまうことはあるでしょう。
また、間隔を詰めすぎてしまった場合にも、スタッフと相談して最適な間隔に戻すと良いでしょう。
クリニックによっておすすめの間隔が異なるのはなぜ?
クリニックによっておすすめの間隔が異なるのは、脱毛機器の違いが大きな要因です。
レーザーには「蓄熱式」と「熱破壊式」の2種類があります。
蓄熱式と熱破壊式の脱毛では、施術効果が出てくるまでの時間が異なります。
また、肌に与えるダメージも異なります。
熱破壊式の方法は、肌へのダメージも大きいので、間隔を長く取ることをおすすめするクリニックが多いです。
いずれの方法でも、肌に過度な負担をかけないために、極端に短い間隔での施術は避けた方が良いでしょう。
まとめ
この記事では、医療脱毛で間隔を空けすぎたらどうなるかについて解説しました。
また、適切な間隔が大切な理由や、早く終わらせるコツについても紹介しました。
早く終わらせるためには、日頃の保湿・日焼けケアが大事なポイントになります。
この記事を参考に、理想の肌に近づけるようにしてみてください。
記事監修医師プロフィール
美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。
