タトゥーがあると脱毛はできない?タトゥー部分でも脱毛する方法や注意点を徹底解説!
タトゥーがあると、医療脱毛は難しいと考えている方も多いのではないでしょうか。
実際、タトゥーが脱毛施術に影響するのか、どういった方法なら脱毛が可能なのか気になるポイントです。
そこでこの記事では、タトゥーがある場合の脱毛の可否について詳しく解説します。
タトゥーと脱毛に関する正しい知識を身につけ、安心して脱毛を受けましょう。
タトゥーがあると脱毛はできない?
タトゥーがあると、脱毛は難しいのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、安心して脱毛を受けるために、以下の2つについて解説します。
- タトゥーがあっても医療脱毛は受けられる
- タトゥー部分の照射はできない
タトゥーがある方は、ぜひ参考にして自分に合った脱毛方法を見つけましょう。
タトゥーがあっても医療脱毛は受けられる
タトゥーがあっても、医療脱毛を受けることは可能です。
医療脱毛は、クリニックで専門的な機器を使用し、医師が施術を担当します。
タトゥー部分にレーザーを直接照射することはできませんが、タトゥーのない部分は、通常の脱毛と同様に施術を受けられます。
また、施術前にカウンセリングを受けることで、タトゥーの位置や範囲に応じた適切な施術計画を立てることが可能です。
タトゥー部分の照射はできない
タトゥーの部分にレーザーを照射できない理由は、色素がレーザー光を吸収し、火傷や色素沈着などの肌トラブルを引き起こすリスクがあることです。
レーザー脱毛では、毛根のメラニン色素に反応して毛を除去します。
しかし、タトゥーのインクにも同様にレーザーが反応してしまうことがあります。
そのため、タトゥーのある部分の脱毛を希望する場合は、事前にクリニックで相談する必要があります。
タトゥー部分の脱毛ができない理由
タトゥー部分の脱毛は、一般的には推奨されていません。
ここでは、タトゥー部分の脱毛ができない理由と、それぞれのリスクについて解説します。
タトゥー部分の脱毛ができない理由は以下のとおりです。
- 肌へのダメージが大きく、火傷につながるから
- タトゥーの変色・剥がれる可能性があるから
- 痛みや不快感が出るから
- 修復費用が必要になるから
タトゥー部分の脱毛を検討する前に、これらのリスクをしっかりと理解しておきましょう。
肌へのダメージが大きく、火傷につながるから
タトゥー部分に脱毛レーザーを照射すると、レーザーがタトゥーの色素にも反応し、肌に深刻なダメージを与えることがあります。
医療レーザーは、毛根のメラニン色素に反応して熱を発生させます。
しかし、タトゥーのインクにも同様に反応し、火傷や色素沈着を引き起こすかもしれません。
そのため、タトゥー部分への脱毛施術は避けるべきとされています。
タトゥーの変色・剥がれる可能性があるから
タトゥーにレーザーを照射すると、タトゥーの色素がレーザーによって破壊され、変色や剥がれが生じることがあります。
特に色の濃いタトゥーほどレーザー光を強く吸収するため、変色が目立つリスクが高いです。
大切なデザインが変わってしまったり、修復が困難な場合もあったりするため、注意が必要です。
痛みや不快感が出るから
タトゥー部分にレーザーを照射すると、強い痛みや不快感を感じることがあります。
なぜなら、タトゥーのインクが熱を吸収するため、肌の表面だけでなく深部にも影響を及ぼし、痛みが増す可能性があるからです。
施術中に強い痛みを感じる場合、施術の継続が困難になることも考えられます。
修復費用が必要になるから
タトゥー部分に脱毛レーザーを当てた結果、タトゥーが変色したり剥がれたりすると、修復のための追加費用が必要になります。
最悪の場合、元の状態に戻すのは難しい場合もあります。
予期せぬ出費を招く可能性があるため、慎重な判断が必要です。
タトゥー部分を脱毛する方法
タトゥーがある部分でも脱毛をしたい場合、通常のレーザー脱毛以外の方法を検討する必要があります。
タトゥーの部分に適した脱毛方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
そこでここでは、タトゥー部分を脱毛する主な方法とその特徴を解説します。
方法別にメリットとデメリットを理解し、自分に合った方法を選びましょう。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は、タトゥー部分の脱毛に使える方法です。
ニードル脱毛は、電気針を毛根に挿入して毛を1本ずつ処理するため、タトゥー部分にも安全に使用できる脱毛方法です。
色素に依存しないため、タトゥーの有無にかかわらず、効果的に脱毛できます。
それでは、ニードル脱毛のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
ニードル脱毛のメリットは以下のとおりです。
- タトゥー部分でも安全に脱毛できる
- 永久脱毛が可能で、脱毛効果が高い
- 肌の色や毛の色に関係なく脱毛できる
ニードル脱毛は、タトゥーの色素に反応することなく脱毛できるため、タトゥー部分でも安全に使用できます。
さらに、毛根を直接破壊するため、永久脱毛が可能です。
肌の色や毛の色に関係なく効果的なため、幅広い人に適しています。
デメリット
一方で、ニードル脱毛には以下のデメリットもあります。
- 施術時間が長くなる
- 痛みが強いことがある
- 費用が高い
ニードル脱毛は毛を1本ずつ処理するため、広範囲の脱毛には不向きです。
また、電気針を用いるため痛みが強く感じることが多く、麻酔を使用する場合もあります。
さらに、通常のレーザー脱毛よりも費用が高くなることがあるため、費用面の考慮も必要です。
ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスは、タトゥー部分の脱毛に使用できる方法です。
専用のワックスを肌に塗り、一気に毛を引き抜きます。
レーザーや光脱毛と異なり、タトゥー部分でも使用可能ですが、効果は一時的です。
それでは、ブラジリアンワックスのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
ブラジリアンワックスのメリットは以下のとおりです。
- タトゥー部分でも使用可能
- 短時間で広範囲の毛を処理できる
- 自宅でも簡単にできる
ブラジリアンワックスは、タトゥー部分にも使用できるため、レーザー脱毛ができない部分に適しています。
また、一度に広範囲の毛を処理できるため、時間がかからず、効果をすぐに実感できるのも魅力です。
さらに、自宅でも簡単に使用できるため、手軽に試すことができます。
デメリット
一方、ブラジリアンワックスには、以下のデメリットもあります。
- 効果が一時的で、すぐに毛が生えてくる
- 施術後に肌が赤くなったり痛みが出ることがある
- 敏感肌の人には不向き
ブラジリアンワックスは、効果が一時的で、1〜2週間で毛が再び生えてきます。
また、ワックスを使った脱毛は、施術後に肌の赤みや痛みを伴うことがあり、敏感肌の人には不向きです。
さらに、毛を一気に引き抜くため、痛みを感じることも少なくありません。
タトゥーがある方は医療脱毛との併用がおすすめ
タトゥーがある方が脱毛をするのであれば、医療脱毛との併用がおすすめです。
タトゥー部分の脱毛には限界があります。
そのため、医療脱毛と併用することでそれぞれの方法の長所を活かしながら、安全かつ効果的に脱毛することができます。
医療脱毛は、クリニックで専門の医師によって行われるため、タトゥーがある場合でも安全に施術を進めることができます。
タトゥーのない部分には医療レーザー脱毛を使用し、タトゥーのある部分にはニードル脱毛などの代替方法を採用することで、全体の脱毛効果を最大化することが可能です。
専門的な知識を持つ医師の指導のもとで、自分に最適な脱毛プランを見つけてください。
タトゥーを避けて医療脱毛してもらう方法
タトゥーがある部分でも、適切な方法を用いることで、安全に医療脱毛を受けることが可能です。
ここでは、タトゥーを避けて医療脱毛してもらうための方法を2つ解説します。
タトゥーを避けて医療脱毛してもらう方法は以下のとおりです。
- タトゥー部分に保護シールを貼る
- タトゥーから少し離して照射する
これらの方法を活用して、安心して脱毛を行いましょう。
タトゥー部分に保護シールを貼る
タトゥーがある部分に保護シールを貼ることで、レーザーが直接タトゥーに当たらないようにできます。
保護シールは、厚めで光を通さない素材のものを使用し、タトゥー全体を覆うように貼ります。
これにより、レーザーがタトゥーのインクに反応して、火傷や色素沈着を起こすリスクを防ぎます。
タトゥー部分にダメージを与えることなく、安全に周辺の脱毛を進めることができるでしょう。
タトゥーのデザインや色素を守るためにも、この方法は効果的です。
タトゥーから少し離して照射する
医療脱毛の際には、タトゥーから少し距離を置いて照射することがおすすめです。
レーザーがタトゥーのインクに直接触れることを防ぎながら、タトゥー周辺の毛を除去します。
タトゥーから1〜2センチ程度離して照射するのが一般的です。
適切な距離を保つことで、タトゥーを守りつつ、周辺の脱毛効果を期待することができます。
施術前に担当医とよく相談し、安全な範囲で脱毛するようにしましょう。
タトゥーを入れる前に医療脱毛は完了させておくのがおすすめな理由
タトゥーを入れる前に医療脱毛を完了させておくことは、さまざまなメリットがあります。
タトゥーを入れる前に医療脱毛は完了させておくのがおすすめな理由は以下のとおりです。
- より綺麗な仕上がりとなるから
- タトゥーの維持がしやすいから
- コスト削減になるから
これらの理由を踏まえて、医療脱毛を早めに済ませることのメリットを理解しておきましょう。
より綺麗な仕上がりとなるから
タトゥーを入れる前に医療脱毛を完了させることで、タトゥーのデザインがより綺麗に仕上がります。
なぜなら、毛がある状態でタトゥーを入れると、毛の影響でインクが均一に入らず、デザインが歪んで見えることがあるからです。
また、毛が生えるとタトゥーの見た目がぼやけるため、せっかくのアートがはっきりと見えなくなることもあります。
事前に脱毛を行うことで、タトゥーのデザインが鮮明で美しく保たれるでしょう。
タトゥーの維持がしやすいから
タトゥーを入れる前に医療脱毛を完了させることで、タトゥーを維持しやすくなります。
タトゥー部分に毛が生えていると、日常的に剃毛を繰り返す必要があり、その過程でタトゥーの色素が薄れたり、デザインが劣化したりするリスクがあります。
脱毛を先にすることで、タトゥー部分のメンテナンスが不要になり、長期間にわたって美しい状態を保つことが可能です。
コスト削減になるから
医療脱毛を先に済ませておくと、長期的なコスト削減につながります。
タトゥーを入れた後に脱毛をする場合、タトゥー部分を避けて施術を行う必要があり、その分の費用が追加でかかることがあります。
また、あらかじめ脱毛を完了しておくことで、トータルの費用を抑えることができます。
先に医療脱毛を行うことで、予期せぬ追加費用を避け、より経済的にタトゥーを楽しむことができるでしょう。
まとめ
この記事では、タトゥー部分でも脱毛する方法や注意点を解説しました。
タトゥーがある場合の脱毛は、通常のレーザー脱毛ではリスクが高く推奨されないことが多いですが、ニードル脱毛やブラジリアンワックスなどの方法を併用することで、安全に脱毛を行うことが可能です。
また、医療脱毛とこれらの方法を併用することで、脱毛効果を最大化し、リスクを最小限に抑えることができます。
この記事を参考にして、自分に合った脱毛方法を選びましょう。
記事監修医師プロフィール
美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。
