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顔脱毛でシミが増えることはある?その理由や増えさせない方法を紹介!

顔脱毛を考えている方の中には、「顔脱毛をするとシミが増えるのでは?」という不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

顔脱毛が直接シミを増やすわけではありません

しかし、施術後のケアや日常生活の習慣によって、一時的にシミが目立つことがあるのも事実です。

そこでこの記事では、顔脱毛とシミの関係について詳しく解説し、シミが増えないための対策方法も紹介します。

この記事を参考に、安心して顔脱毛を受けるための知識を手に入れましょう。

顔脱毛でシミが増えることはある?


顔脱毛自体が、シミを増やす原因になることはありません。

しかし、施術後に紫外線を浴びたり、肌を刺激してしまったりすることで、一時的にシミが目立つことがあります。

これは、脱毛の際に使用するレーザーがメラニンに反応し、一時的にメラニン色素が増加することで、シミが表面に浮き出てくるためです。

ケアの方法を誤ると、肌が紫外線に対して敏感になり、シミが増えたり濃くなったりするリスクが高まります。

紫外線対策やスキンケアを徹底することで、シミのリスクを減らせるでしょう。

顔にシミがあっても脱毛は受けられる


シミがあっても顔脱毛を受けることは可能です。

多くの脱毛クリニックでは、シミの状態や位置を確認し、適切な出力でレーザーを照射することで安全に施術をしています。

また、シミのある部分を避けて照射することもできるので、心配せずに施術を受けられます。

ただし、施術前には必ず医師に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

特に、炎症があるシミや新しくできたシミがある場合は、医師に相談するようにしましょう。

顔脱毛でシミが増えた・濃くなったと言われる理由


顔脱毛を受けた後に「シミが増えた」「濃くなった」と感じる方がいるのはなぜでしょうか。

これには、以下のような理由が考えられます。

顔脱毛でシミが気になる方は、これらの理由をチェックしてみましょう

  • メラニンが表層に出てくるから
  • 脱毛後の処置を怠ったから

それぞれの理由について詳しく解説します。

メラニンが表層に出てくるから

脱毛のレーザー照射により、皮膚の奥にあったメラニンが表面に押し出されることがあります。

これにより、シミが一時的に目立つようになることがあります。

特に、日焼けなどで既にメラニンが蓄積されている場合、そのメラニンが表面に浮き出てくることで、シミが増えたように感じるかもしれません。

施術後しばらくはシミが濃く見えることがありますが、多くの場合、数週間から数ヶ月で自然に薄くなるでしょう。

脱毛後の処置を怠ったから

脱毛後の肌は非常に敏感でデリケートな状態です。

適切にアフターケアをしないと、紫外線や乾燥、外部からの刺激に対して肌が反応しやすくなり、シミが増えたり濃くなったりすることがあります。

紫外線の影響を受けやすい施術後の肌は、十分に保湿や紫外線対策を行わないと、炎症後色素沈着が起こりやすくなり、シミが目立つ原因になります。

そのため、脱毛後の数週間は、日焼け止めをしっかりと塗り、直射日光を浴びないようにすることが大切です。

顔脱毛後に一時的にできるシミ(色素沈着)の種類


顔脱毛後に一時的に現れる可能性のあるシミには、いくつかの種類があります

ここからは、代表的なシミのそれぞれの特徴を解説します。

顔脱毛後に一時的にできるシミの種類は以下のとおりです。

  • 老人性色素斑
  • 後天性真皮メラノサイトーシス
  • ソバカス(雀卵斑)
  • 肝斑

それぞれのシミの種類について、詳しく解説します。

老人性色素斑

老人性色素斑の特徴は以下のとおりです。

  • 年齢とともに増えることが多い
  • 紫外線の影響を受けやすい
  • 丸い形状で濃い茶色が特徴

老人性色素斑は、主に加齢や紫外線の影響で発生するシミです。

顔脱毛後のケア不足や紫外線対策を怠ることで、これらのシミが目立ちやすくなることがあります。

薄茶色から濃い茶色まで色が変わり、境界がはっきりしているのが特徴です。

後天性真皮メラノサイトーシス

後天性真皮メラノサイトーシスの特徴は以下のとおりです。

  • 淡い茶色から灰色までの色調
  • 表皮と真皮の両方にメラニンが存在
  • 多くの場合、両頬に左右対称に現れる

後天性真皮メラノサイトーシスは、真皮にメラニンが沈着することで生じるシミです。

脱毛後に紫外線を浴びてしまうと、このシミが濃くなる可能性があります。

また、脱毛施術による皮膚への軽い炎症でも、このシミが悪化する場合があります。

ソバカス(雀卵斑)

ソバカスの特徴は以下のとおりです。

  • 小さな点状のシミが特徴
  • 遺伝的要因が強い
  • 主に頬や鼻に現れやすい

ソバカスは、遺伝的要因が強く、紫外線によって悪化することがあります。

顔脱毛後に紫外線対策を怠ると、これらのソバカスが一時的に増えたように見えることがあります。

施術後のアフターケアとして、紫外線から肌を守ることが重要です。

肝斑

肝斑の特徴は以下のとおりです。

  • 両頬に左右対称に現れる茶色のシミ
  • ホルモンバランスの変化によって悪化しやすい
  • 紫外線の影響を受けやすい

肝斑は、ホルモンバランスの変化や紫外線の影響でできるシミで、特に30〜40代の女性に多く見られます。

脱毛後の肌は敏感な状態で、紫外線を浴びると肝斑が悪化することがあります。

施術後には、ホルモンバランスを整え、紫外線対策を徹底することが大切です。

顔脱毛後にシミを増やさないための対処法


顔脱毛後にシミを増やさないためには、適切な対策が必要です。

以下の方法でシミのリスクを減らし、美しい肌を保つことができます。

  • 紫外線を極力避ける
  • 保湿を徹底する
  • 肌への刺激を減らす

シミを予防したい方は、これらのポイントをチェックしてください。

紫外線を極力避ける

顔脱毛後は肌がデリケートな状態になり、紫外線に対して敏感になります。

そのため、紫外線を避けることは、シミを防ぐための最も重要な対策です。

日中外出する際は、必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘で紫外線を防ぎましょう。

また、特に紫外線が強い時間帯(10時〜14時)の外出を避けるように心がけましょう。

紫外線を避けることで、炎症後色素沈着や新たなシミの発生を防ぐことができ、脱毛後の肌トラブルを避けられるでしょう。

保湿を徹底する

顔脱毛後は、肌が乾燥しやすくなっています。

乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。

そのため、保湿クリームやローションで肌の水分を補給し、バリア機能を強化しましょう。

特にヒアルロン酸やセラミドを含む製品が効果的です。

保湿を徹底することで、シミのリスクを減らすことができます

肌への刺激を減らす

顔脱毛後の肌は敏感な状態にあるため、肌への刺激をできるだけ減らすことが重要です。

摩擦や過剰な洗顔、刺激の強いスキンケア製品の使用を控え、肌に優しいケアを心がけましょう。

強い化学成分を含むスキンケア製品を使用しないようにし、肌に優しいものを選びましょう。

また、タオルで顔を拭くときは、こすらずに軽く押さえるようにするなど、刺激を減らすことも大切です。

これにより、肌への負担を軽減し、シミの悪化を防ぐことができます。

顔脱毛でシミが改善される可能性がある


実は、顔脱毛によってシミが改善されることもあります。

レーザー照射により皮膚の新陳代謝が促進され、古い角質が剥がれ落ちることで、シミが薄くなる場合があります。

特に、浅い層にある老人性色素斑や炎症後の色素沈着などには、レーザー照射が効果的な場合があり、一部のシミが薄くなることが期待されます。

また、脱毛によって毛穴が引き締まり、肌のトーンが均一になるため、シミが目立たなくなることもあります。

ただし、シミの種類や状態によっては、脱毛レーザーが適していないこともあるので、クリニックで診断を受けることが重要です。

顔脱毛のシミについてよくある質問


顔脱毛に関して、シミに対する不安や疑問を持つ方も多いでしょう。

ここからは、以下のよくある質問に回答します。

  • シミに脱毛レーザーを照射するとどうなる?
  • シミがあると顔脱毛はできない?
  • 顔脱毛でシミが消えることはある?

気になる疑問を解消し、安心して顔脱毛を受けましょう

シミに脱毛レーザーを照射するとどうなる?

シミにレーザーを照射すると、メラニンが反応し、一時的にシミが濃くなることがあります。

多くの場合、時間が経つとシミが薄くなる傾向にあります。

しかし、シミの種類によっては、逆に炎症を引き起こし、色素沈着を悪化させるかもしれません。

脱毛前に医師に相談し、レーザー治療が必要かどうか確認することが重要です。

シミがある場合は、事前に医師に相談し、適切な出力で施術を受けることが大切です。

シミがあると顔脱毛はできない?

シミがあっても顔脱毛は可能です。

多くのクリニックでは、シミの状態に応じて適切に対応し、安全に施術を進めています。

ただし、シミの種類や状態によっては、施術できない場合もあります。

例えば、炎症を伴うシミや新しくできたシミの場合、レーザーの照射がシミを悪化させるリスクがあるため、施術前に医師と相談することがおすすめです。

ほとんどの場合、シミの部分を避けて照射するか、低出力のレーザーを使用して慎重に行うことで、安全に脱毛を進められます。

顔脱毛でシミが消えることはある?

顔脱毛によって、シミが薄くなる場合もあります。

これは、レーザー照射によって皮膚のターンオーバーが促進され、古い角質が取り除かれるためです。

特に浅い層にある老人性色素斑や炎症後の色素沈着は、脱毛レーザーによる熱作用でメラニンが破壊され、結果的に薄くなることがあります。

ただし、深い層にあるシミや肝斑など、特定のシミには専用の治療が必要です。

ただし、脱毛レーザーがシミの改善に寄与するかどうかは、個々の肌の状態によって異なるため、医師に相談し適切な治療を受けることが大切です。

まとめ


この記事では、顔脱毛でシミが増えることはあるのかについて解説しました。

顔脱毛は、シミを直接増やす原因にはなりませんが、施術後のケアを怠るとシミが一時的に目立つことがあります。

適切な対策を行い、シミが増えないようにすることが大切です。

この記事を参考に、自分に合った施術方法を選び、安心して受けられるようにしましょう。

記事監修医師プロフィール

Willbe Clinic院長堀田 歩希

美容皮膚科医,慶應義墊大学医学部卒
慶應義塾大学病院、大手美容皮膚科での勤務を経て2021年独立。
日本レーザー医学会正会員。
効果と安全性を最重視したレーザー治療を提供。